2度無月経とは【月経が来ないです】

結論ですが…

今まで月経が来ていたが、月経が来なくなった場合は「続発性無月経」が考えられ、受診をして相談しましょう。

この記事は「月経の症状で悩んでいる」女性に向けて書いています。
症状に関するさまざまな疑問・不安・悩みなどが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「2度無月経」についてわかります。

2度無月経ってなんですか?

このような疑問にお答えします。

今まで月経が来ていたのに、3ヶ月以上月経が来ない状態になることを「続発性無月経」といいます。
その中に「1度無月経」と「2度無月経」という分類がされます。

今まで順調に来ていた月経が、来ない状態となると不安でいっぱいだと思います。

では「2度無月経」ってなんだろう?

ということで、今回は「2度無月経」について説明します。

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この記事のまとめ

2度無月経とは

2度無月経とは、「卵胞ホルモン」と「黄体ホルモン」の投与によって消退出血(月経のような出血)が起こる「無月経」のことをいいます。

そもそも無月経とは「3ヶ月以上月経が来ない状態」のことをいいます。

今まで来ていた月経が3か月以上来なくなった状態を「続発性無月経」と呼ばれ、大きく「1度無月経」と「2度無月経」に分かれます。なお、妊娠・授乳中・閉経後など自然に月経がない状態になる「生理的無月経」は含まれないです。


「黄体ホルモン」の投与によって、消退出血(月経のような出血)が起こる場合を「1度無月経」といいます。
そして、「卵胞ホルモン」と「黄体ホルモン」の投与によって、消退出血(月経のような出血)が起こる場合を「2度無月経」といいます。
卵胞ホルモンと黄体ホルモンの投与によって、消退出血(月経のような出血)が起こらないのであれば、「子宮性無月経」と診断されます。

2度無月経の原因

ストレス

ストレスによってホルモンバランスが乱れて「無月経」となります。

脳から分泌されるホルモンが整っていると規則的に「月経」がおこります。

転居・職場の変化・身内の不幸などストレスがかかると、脳に負担がかかりホルモンバランスが乱れます。すると、月経が不規則になってしまったり、「無月経」の状態になってしまうこともあります。

体重の変化

体重の変化によってホルモンバランスが乱れて「無月経」となります。

体重が極端に減りすぎてしまうと、脳から分泌されるホルモンが乱れてしまい「無月経」となることがあります。
また、体重が極端に増えすぎてしまった場合も、脳から分泌されるホルモンが乱れてしまい「無月経」となることがあります。

くすり

くすりによって「無月経」となることがあります。

とくに精神科で出される抗精神病薬・抗うつ薬、一部の胃薬、アレルギーの薬などによって、高プロラクチン血症から「無月経」となることがあります。

多嚢胞性卵巣症候群

多嚢胞性卵巣症候群という病態によって「無月経」となることがあります。

これは、うまく排卵できないために卵巣の中に卵胞が多く認められる状態です。
排卵がうまくいかないと、ホルモンバランスの乱れにつながり、「月経不順」や「無月経」などにつながります。

2度無月経の検査

妊娠検査

無月経の検査で、妊娠検査をおこないます。

もちろん、妊娠をすると月経は来なくなります。まずは、妊娠検査をして妊娠かどうか確認することからはじまります。

なお、病気ではなく自然に月経がこなくなることを「生理的無月経」といいますが、「妊娠」以外にも「授乳中」「閉経後」「初経前」が生理的無月経にあたります。

エコー検査

エコー検査で、無月経の原因を検査します。

エコーでは、とくに「子宮や卵巣の腫れがないか」「子宮内膜の厚さ」「子宮の出口が狭くなっていないか」「卵巣が多嚢胞なのか」「妊娠の可能性はないか」などの点に注意して検査します。

血液検査

血液検査で、「エストロゲン」や「プロゲステロン」「LH」「FSH」「プロラクチン」「アンドロゲン」「甲状腺ホルモン」などを検査します。

卵巣から分泌される「エストロゲン」や「プロゲステロン」というホルモンの値や、それらの分泌を調整している脳から分泌されるホルモンである「LH」「FSH」などのホルモンの値を確認します。
また、乳汁を分泌し無月経の原因となる「プロラクチン」、男性ホルモンである「アンドロゲン」、「甲状腺ホルモン」の値なども検査します。

2度無月経の治療

カウフマン療法

2度無月経の治療では、「カウフマン療法」が行われます。

2度無月経で妊娠を希望しない場合は、月経を周期的に起こすために「エストロゲン」と「プロゲステロン」を周期的に投与する「カウフマン療法」が行われます。

高プロラクチン血症

高プロラクチン血症では、プロラクチンの値を改善させるくすりを使用します。

また、プロラクチンを上昇させる副作用のあるくすりも知られており、そのくすりを飲んでいる場合には中止することを検討します。
なお、脳にプロラクチンを産生する腫瘍ができることがあって、手術が必要な場合もあります。

多嚢胞性卵巣症候群

多嚢胞性卵巣症候群では、妊娠希望がなければホルムストローム療法、妊娠希望があれば排卵誘発剤による治療が行われます。

また、インスリン抵抗性を改善する糖尿病のくすりや、排卵をうながすための手術による治療、体重を減量する生活指導など行われます。

妊娠希望あり

妊娠を希望する場合には「排卵誘発剤」などを使用して妊娠をめざします。

排卵誘発剤は、クロミフェン・セキソビットなど内服薬や、hCG・hMGなどのホルモン注射を使用するゴナドトロピン療法などおこないます。

治療希望なし

無月経による症状があっても生活に困っていないようであれば、とくに治療をしないで経過をみることもあります。

とくに閉経に近い年齢であれば、そのまま経過をみることが多いです。
しかし、若い年齢であった場合はエストロゲンという女性ホルモンが早期から低下していることがあり、「骨粗しょう症」や「脂質代謝異常症」などの健康への影響をケアする必要があります。

まとめ

今回は「2度無月経」について説明しました。

今まで順調に来ていた月経が、来ない状態となると不安でいっぱいだと思います。

月経の症状の悩みはなかなか人に話したくないものだと思います。
そして、人と比較しにくいため、これが大丈夫なものなのか判断するのが難しいかと思います。

月経による症状で悩んでいる時には、勇気をだして産婦人科を受診して相談しましょう。
産婦人科は月経症状で悩んでいる人の味方です。

この記事によって「2度無月経」の理解が深まり、一人でも多くの人に役に立って頂ければ幸いです。

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