UVカット機能 SPFとは?

結論ですが

SPFは、「UV(紫外線)カット機能」の指標であり、数値が高いほど紫外線を防ぐ効果が高くなります。

この記事は「健康について知りたい」人に向けて書いています。
健康に関するさまざまな疑問・不安・悩みなどが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「UVカット機能」についてわかります。

日焼け止めに書いてある「SPF」って何ですか?

このような疑問にお答えします。

今年の夏は暑い日が続きます!
ここ札幌では、連日の暑い日が続いて、かなりしんどい人が多いかと思います。

そんなときは、海水浴やプールなどに行きたいですね。
ただし、強い日差しの時には「紫外線」が心配になるかと思います。

そんなときに「日焼け止め」を使いたいものです。
日焼け止めには、「SPF」「PA」などの表記があります。

紫外線をカット機能だと思うが、何だろう?

こんな疑問にお答えします。

ということで、今回は「UVカット機能」について説明します。

この記事のまとめ

紫外線について

紫外線とは

紫外線とは、太陽から地球に届く光の種類中の一つです。

太陽から地球に届く光には、大きく分けて「紫外線」「可視光(目に見える光)」「赤外線」の3つに分けられます。
「可視光」は光の波長の短い順に「紫」「藍」「青」「緑」「黄」「橙」「赤」とあります。「紫外線」は、「紫」より光の波長が短く、目にみえないです。

紫外線の種類

紫外線には、光の波長の長さによって「UV-A」「UV-B」「UV-C」の3つの種類があります。

「UV-A」は、波長が長いため、ほとんどは地表に届き、人体に影響を与えます。「シワ」「たるみ」「白内障」などの原因になります。

「UV-B」は、ほとんどは大気圏で吸収されますが、一部は地表に届きます。皮膚や目の表面に作用して炎症やシミの原因となったり、「皮膚がん」につながります。

「UV-C」は、波長が短いため、大気圏(オゾン層)などに全て吸収されて、地表には届かず人体にほとんど影響を与えません。

UVカット機能

紫外線から身を守るために、「日焼け止め」「日傘」「パーカー」など紫外線をカットするアイテムを選ぶかと思います。

どのアイテムにするか悩むときに、「UVカット機能」である「SPF」「PA」「UPF」などの指標がありますが、それらを目にすることがあるかと思います。

これらは一体何を意味しているのか?
順にみていきましょう。

UVカット機能1:SPFとは

「SPF」とは、「Sun Protection Factor」の略であり、「紫外線防御指数」のことです。

これは、「日焼け止めクリーム」において、紫外線のうち「UV-B」をどの程度防ぐ効果があるのか示しています。

SPFには「1-50」まであり、数値が高いほど効果の持続時間も長くなります。
「SPF1」だと、塗ってから効果が続くのは約20分間ですが、「SPF50」だと、塗ってから約16時間効果が続きます。

そうなると、数値が高いほど良いと思うかもしれませんが、実は数値が高いほど肌への負担も増えることになります。

「SPF50」は、海に行ったり、外でスポーツするとき等、なかなか塗りなおせない場面にオススメです。
普段使いであれば、「SPF30」程度のものを選び、細めに塗り直すといった対策をした方が、肌への負担は少なくなります。

UVカット機能2:PAとは

「PA」とは、「Protection Grade of UV-A」の略であり、紫外線のうち「UV-A」をどの程度防ぐ効果があるのか示しています。

PAは「+」で効果の持続時間が示されます。
「+」から「+++」まであり、「+」が多いほど効果の持続時間は長いです。
肌への負担を考えると、日常生活では「++」程度がオススメです。

UVカット機能3:UPFとは

「UPF」とは、「Ultraviolet Protection Factor」の略であり、「紫外線保護指数」のことです。

「SPA」と「PA」は「日焼け止めクリーム」等に記載されていますが、「UPF」は衣類などに記載されており、紫外線をどの程度防ぐ効果があるのか示しています。

UPFには「15-24」「25-39」「40-50+」の3つに分かれており、数値が高いほど紫外線をカットする効果が高いです。
ちなみに「UPF50」だと、紫外線を「50分の1」までカットする効果がある、つまり「98%」紫外線をカットをしている、ということになります。

まとめ

今回は「UVカット機能」について説明しました。

とくに夏は日差しが強く紫外線が心配です。
海水浴やプールなどに行ったときには紫外線対策をしっかりしておきたいです。

紫外線を浴びることによって、「日焼け」などすぐに起こる症状もあれば、「白内障」や「皮膚がん」など後から起こるものもあります。

夏の日差しが強いときには、とくに紫外線対策を意識するようにしましょう。

この記事によって「UVカット機能」の理解が深まり、UVカットアイテムを選ぶ手助けとなって頂けばと思います。
そして、紫外線から体を守って、いつまでも健康的に過ごせて頂ければ幸いです。

「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
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