新型コロナ感染拡大について思うこと

結論ですが

感染拡大について「100%補償されたものはない」「正しい情報判断を」「社会活動と感染防止のはざまで」など思うことがあります。


この記事は「健康について関心のある」人に向けて書いています。
健康に関するさまざまな疑問・不安・悩みなどが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「新型コロナ感染拡大」について思うことを書きます。

この記事のまとめ

100%補償されたものはない

新型コロナ感染の拡大を受けて、100%補償されたものはないことを改めて実感しました。

ここ最近、オミクロン株が猛威をふるっています。
医療機関の中でも流行ってきております。
感染予防のために、マスク着用・手指衛生・3密の回避・不要不急の外出自粛などの対策がされています。
マスクを着用していても感染するケース(マスクの予防効果は限定的ということもあり)がありますし、ワクチンを2回接種しても感染するケース(変異株などカバーできないタイプがあり)があります。
ウイルスは目に見えないほど小さい存在であり無数に存在しているので、その曝露からはいくら努力しても100%逃れるすべはないのです。

そして、慎重に慎重を重ねても、新型コロナウイルスへの感染を予防する確率を「ゼロにすること」は不可能です。

また、新型コロナのPCR検査で陰性であっても、その後に陽性だったと判明するケースもあります。検体が十分に採取されていなかったか、無症状か症状が軽くウイルス排出量が少ない時期に採取されたことによります。

100%補償されたものはないのです。

では、100%感染が予防できないからといって、感染を予防することはあきらめて良いかといえば、そうではありません。
新型コロナウイルスへの感染を予防する確率を「ゼロに近づけること」も同じように重要なのです。

正しい情報判断を

新型コロナウイルスの感染拡大によって、さまざまな情報が飛び交っています。その中でも正しい情報判断をする必要があります。

たとえば、新型コロナに感染した人は、順調に回復すれば、発症から7日から9日後にはウイルスの排出はないことが知られています(オミクロン株)。
もちろん、経過が思わしくない、基礎疾患などで免疫力が低下しているなども例外はありますが…。

このような情報がないと、新型コロナに感染して、療養を終えた人が職場に復帰したときに、「一緒に働きたくない」「コロナをうつされるのがコワイ」などといった偏見や差別などにつながるおそれがあります。

また、新型コロナウイルスの濃厚接触者の扱いにおいても、「濃厚接触者=感染者」のような扱いを受けるケースもあります。
濃厚接触者のうち、実際に発症するのは「約10%程度」といわれています。

その確率が高いと捉えるか低いと捉えるかは人それぞれですが、濃厚接触者が不当な扱いを受けることはあってはなりません。

「濃厚接触者」という基準は、感染が拡大するのを防ぐために、自宅待機などをするために設けられたものです。

決して、不当な扱いをしてはいけません。正しい情報判断をするようにしましょう。

社会活動と感染防止のはざまで

人々の行動が増えると、感染リスクが高まります。つまり、「社会活動」と「感染防止」はトレードオフの関係となっています。

感染予防をすすめると、社会活動が止まってしまいます。
社会活動をすすめると、感染が広がります。

社会活動の中でも、医療機関など止まると影響が大きいもの。
医療機関の機能が止まってしまうと、お腹の痛みなどの症状で苦しんでいる人が、受診できずに困ってしまいます。また、日本人の死因第一位である「がん」に対する医療が受けられないことになります。

新型コロナウイルスが防げても、他が原因で亡くなってしまってはなりません。

ワクチン接種が普及しており、新型コロナウイルスの死亡率は下がっています。
感染拡大にどれだけ力を入れるのか。
そして社会活動をどれだけ再開していくのか。

感染対策と社会活動とのはざまで、どうすべきか問われているのです。

まとめ

今回は「感染拡大について思うこと」を書きました。

新型コロナウイルスによって、人々の生活が大きく変わりました。

「ヒトの活動」が増えると、感染リスクが高まります。

しかし、「ヒトの活動」が制限され過ぎてしまうと、「社会機能」はうまく働かなくなってしまいます。

「社会活動」と「感染拡大防止」のはざまで、どうあるべきか難しい判断に迫られます。ヒトの動きがある限り、感染との戦いはなくなりません。
これからの時代、どのように付き合っていくか問われ続けていきます。

「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/

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