結論ですが
妊娠中に注意が必要な医療行為として、「手術」「検査」「くすり」「予防接種」「病状の悪化」などがあります。
この記事は「妊娠中の女性」に向けて書いています。
妊娠中のさまざまな疑問・不安・悩みなどが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「妊娠中に注意が必要な医療行為」についてわかります。
妊娠したら今まで普通に生活していた景色がいっきに変わります。
そして妊娠すると気を付けなければいけないことが多すぎて混乱してしまう人も多いです。
妊娠中は少しでも赤ちゃんが良い環境で育つために注意すべきことがあり、ストレスがたまりやすいかと思います。
妊娠している時に、具合が悪くなったり、体調がすぐれないときには病院を受診するかと思います。そのときに、さまざまな「医療行為」が行われるかと思います。
妊娠中における医療行為において注意が必要なものがあります。
今回は「妊娠中に注意が必要な医療行為」について5つに絞って説明していきます。
この記事のまとめ

1.手術
妊娠中においては、手術をおこなう場合には「体への負担」「麻酔薬などの影響」「合併症」などに注意が必要です。
体への負担
手術は、手術前後の準備があったり、手術中は体にメスが入ったり、同じ姿勢を保ったりと、「母体への負担」がかかります。ときには、お腹が張ってしまい「切迫流産」「切迫早産」につながることもあります。
麻酔薬など
手術では「麻酔薬」「痛み止め」「抗生物質」などさまざなくすりが使われます。基本的には妊娠中も安全に使えるくすりを選びます。しかし、全身麻酔が必要な場合には、赤ちゃんへの安全性がわかっていない薬を使わなければならない場合があります。
合併症
100%安全な手術というものはなく、ある一定確率で「合併症」が起こる場合があります。
とくに妊娠中では「血栓症」という血液が固まってしまう合併症が起こりやすいです。また、手術の合併症で「感染症」が起こる場合があります。感染症から全身に炎症が波及して、「切迫流産」「切迫早産」につながることもあります。
2.検査
妊娠中においては、とくに「母体に負担のかかる検査」や「放射線を用いた検査」に注意が必要です。
母体に負担のかかる検査
たとえば、「胃カメラ」(上部消化管検査)では、強烈な吐き気を誘発したり、姿勢をキープしなければならないため、母体にかなりの負担がかかります。ときには、お腹が張ってしまい「切迫流産」「切迫早産」につながります。
放射線を用いた検査
放射線を用いた検査には、「レントゲン検査」や「CT検査」などがあり、お腹の赤ちゃんに影響を与える可能性があります。
放射線の影響は「被曝時期」と「被曝線量」によって異なります。
実際には「レントゲン検査」は被曝線量が少ないため、妊娠中でもおこなうことが多いです。ただし「レントゲン検査を多く撮影する場合」や「CT検査をおこなう場合」では被曝線量が多くなる可能性があるため、「検査の必要性」と「放射線の影響」を考えて検査を行うか決めます。
3.くすり
妊娠中において、「くすり」を使う場合に注意が必要です。
「くすり」を飲んだ場合、くすりが母親側から胎盤を通じてお腹の中の赤ちゃんに移行します。胎盤を通じてお腹の中の赤ちゃんにも影響をあたえる可能性があります。
催奇形性
「器官形成期」(妊娠12週頃まで)では、医薬品の投与によって先天異常を引き起こしてしまう「催奇形性」のある薬に注意が必要です。
ただし、「受精から2週間」(妊娠4週末まで)は、医薬品の投与によってお腹の中の赤ちゃんの先天異常の出現率は上昇しないです。
胎児毒性
「器官形成期を過ぎた時期」では、赤ちゃんの具合が悪くなってしまう「胎児毒性」のある薬に注意が必要です。
くすりには、「良い面」と「悪い面」の両方あります。それは、妊娠している人も妊娠していない人も「くすり」を使う時には心がけておきたいものです。
4.予防接種
妊娠中において、「予防接種」を受ける場合に注意が必要です。
予防接種には「生ワクチン」と「不活化ワクチン」の2種類あります。
妊娠中の「生ワクチン」の接種は、理論上ワクチンの成分であるウイルスが胎児に移行する危険性があるため、通常は行いません。
また、「不活化ワクチン」は「有益性」が「危険性」を上回ると判断された場合に接種するようにします。
医療介入はなんでもそうですが、「良い面」(有益性)と「悪い面」(危険性)を天秤にかけて、実際におこなうかどうか決めます。それは妊娠していない場合も同様です。
5.病状の悪化
これまで、医療行為によって起こる危険性を中心に説明してきました。
逆に「医療行為を行わないこと」によって、病状が悪化してしまうリスクも可能性も考えなければなりません。
妊娠をしているからと、くすりを自己判断で中断してしまったり、治療を拒否することがあります。妊娠によって、治療をためらってしまい、適切な治療を受けず、病状が悪化してしまう可能性があります。
母体の健康が、赤ちゃんが健やかに育つための前提条件になります。
「必要のある医療行為」はしっかりと受けて、しっかりと治療するようにしましょう。
まとめ

妊娠中は、お腹の中の赤ちゃんのことが第一に心配するかと思います。
お腹の中の赤ちゃんへの影響を考えると、「医療行為」を受けるかどうか、ためらう人も多いです。
検査や治療など医療的な介入をするときには、
「良い面」(有益性)と「悪い面」(危険性)を天秤にかけて、実際におこなうか決めます。
それは妊娠していない場合も同様です。
そして、母体の健康が、赤ちゃんが健やかに育つための前提条件になります。
必要のない検査や治療は受けることはないですが、「必要のある医療行為」はしっかりと受けるようにしましょう。
実際に医療行為をおこなうべきか判断するのは難しい場合もあります。
「良い面」と「悪い面」をしっかりと理解し、
お腹の中の赤ちゃんのことを思うのであれば、自分自身の健康を優先的に考えた上で判断するようにしましょう。
この記事によって「妊娠中に注意が必要な医療行為」の理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。
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