結論ですが
適度な日光浴には様々な効果がありますが、紫外線の危険性に注意が必要です。
この記事は「健康について関心のある」人に向けて書いています。
健康に関するさまざまな疑問・不安・悩みなどが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「紫外線の危険性」についてわかります。
コロナの時代、外出の機会が少なくなっているかと思います。
さらに冬の時期は、寒くて外出することがおっくうになるでしょう。
そんなあなたに「日光浴」がおすすめです。
朝、日光を浴びると気持ち良いと感じるでしょう。
日光を浴びるとともに1日をスタートすると、とても気持ちいいものです。
ただし、日光を浴びすぎてしまうと「紫外線の危険性」も心配になります。
前回は「日光浴」の様々な健康効果について説明しましたが、今回は逆に「紫外線の危険性」について説明していきます。
この記事のまとめ
紫外線の危険性1:皮膚障害
急性障害
紫外線によって皮膚に炎症が起こり、「日焼け」(サンバーン)が起こります。皮膚が赤くヒリヒリ痛むようになりますが、ひどくなると「水ぶくれ」となって皮が剥けていきます。
なお、「日焼け」によって皮膚の炎症が起こり赤くなっていることを「サンバーン」、その後にメラニンが増加し黒色に変化することを「サンタン」と呼ばれます。
慢性障害
長年、日光を浴び続けていると、皮膚の「しみ」「しわ」などにつながります。時には、皮膚に良性または悪性の腫瘍が出来ることもあります。
紫外線によって、「日光角化症」や「悪性黒子」などの前がん病変や、「基底細胞がん」「有棘細胞がん」などの皮膚がんにつながります。
紫外線の危険性2:目の障害
紫外線角膜炎
紫外線角膜炎は、強い紫外線にさらされた時にみられる角膜の炎症です。
眼球結膜(目の白い部分)の充血・異物感・流涙・目の痛みなどの症状が起こります。雪面など紫外線の反射が強い場所で起こる「雪目」(ゆきめ)が有名です。
翼状片
翼状片は、眼球結膜(目の白い部分)が翼状に角膜(目の黒い部分)に侵入する病気です。
線維性の増殖組織によって、瞳孔近く前まで進展すると視力障害を来たします。治療は外科的な切除術が行われます。
白内障
白内障は、目の中のレンズ機能を担っている「水晶体」が濁ってしまう病気です。
水晶体が濁ると、網膜まで光が届かないため、モノの見えにくくなってしまいます。徐々に見えにくくなり、視力は低下し、進行すると「失明」に至ります。
治療は、濁った水晶体を「眼内レンズ」に置き換える手術が行われます。
紫外線の危険性3:アレルギー
日光の浴びすぎによって「光線過敏症」の原因となります。
これは、光にあたると出てくる「日光蕁麻疹」(じんましん)や、「多形日光診」「薬剤性光線過敏症」などがあります。
皮膚の炎症によって「かゆみ」「むくみ」「熱感」などの症状が現れます。
紫外線の危険性4:免疫力低下
紫外線のうち「UV-B」は、DNAに影響を及ぼすため、過度な曝露によって「免疫力低下」につながります。
免疫力が低下すると、感染しやすい状態となります。たとえば、口内炎などの口の中のトラブルが増えたり、ヘルペスになりやすくなったり、にきびが出来やすくなったり、キズが治りにくくなったりします。
紫外線の危険性5:活性酸素
紫外線は、さまざまな細胞器官に影響し「活性酸素」が発生します。
我々の生命活動するにあたって、酸素の利用は必要不可欠です。呼吸で取り込まれた酸素の一部は、通常よりも活性された「活性酸素」という形になります。
この活性酸素が過剰になると、酸化ストレスによる「老化」「がん」「生活習慣病」などにつながります。
日光浴の効果
これまでみてきたように紫外線には様々な危険性があります。しかし、日光浴には様々な効果があります。実際には「日光浴の効果」と「紫外線の危険性」を天秤にかけることになります。
適度な日光浴を
適度な日光浴をすすめます。
室内で過ごす時間が長い人や美容のため過度に紫外線対策を行っている人は「ビタミンD不足」が心配されます。冬場であれば30分から1時間程度散歩に出かけたり、夏場であれば暑さを避けて木陰で30分程度過ごすだけで十分です。
適度に日光浴を楽しむようにしましょう。
まとめ
健康に過ごすために「日光」をうまく活用することが大切です。
人間は、昔から日が出てくる時間から活動をはじめて、日が落ちると休むというリズムで生活してきました。太陽の光が、人間の生活のリズムをつくるのに大切なのです。
コロナの影響や、寒い季節のため、室内にこもりがちですが、適度に日光を浴びることをすすめます。
しかし同時に日光を浴びすぎると、紫外線の危険性も心配になります。
「日光浴の効果」と「紫外線の危険性」を天秤にかけることになります。
過度な日光浴は避けるようにして、紫外線対策をすることが大切です。
この記事によって「紫外線の危険性」の理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。
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