結論ですが、
男性の場合、クラミジアが性器に感染することによって、尿道炎などの症状を起こします。
この記事は「症状で困っている」ヒトに向けて書いています。
自身の健康への疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「男性のクラミジア」についてわかります。
男性がクラミジアに感染すると、どのような感じですか?
このような疑問にお答えします。
クラミジアというと性感染症だというイメージを持つ方は多いかと思います。
もし自分がクラミジアに感染していると判明した場合、男性のパートナーはどうなってしまうのか?心配になるかと思います。
また、男性のパートナーが、クラミジア感染によると思われる症状がある場合、感染予防をすることが大切です。
自分の身を守るために、正しい知識をつけましょう。
ということで、今回は「男性のクラミジア」について説明していきます。
「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
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この記事のまとめ
クラミジアとは
クラミジア・トラコマチスという病原体が感染して、男性において尿道炎から精巣上体炎などを起こす性感染症です。
クラミジアは主に性器に感染し、日本において一番頻度の多い性感染症です。
感染部位は、尿道や肛門・咽頭・眼などであり、排尿痛・尿道のかゆみ・不快感、感染部位から膿が出る、発熱などの症状が起こります。
自覚症状のないケースも多く、クラミジア感染を放置していると、男性であれば精巣上体炎などを起こし不妊の原因となります。
尿道炎の場合、クラミジアに感染した後、「1-3週間」で発症し、淋菌とくらべて潜伏期間は長いです。
1回の性交渉で感染する確率は30-50%と高く、感染を放置すると重症化することもあります。
ご自身がクラミジア感染だと判明したら、パートナーも感染している場合がありますので、医療機関への受診をすすめるようにしましょう。
クラミジアの症状
男性の淋菌では以下のような症状が起こります。
・尿道から膿が出る
・尿道のかゆみ・違和感
・排尿時痛
・副睾丸の腫れ
・発熱
・咽頭痛
・結膜炎
クラミジアの検査
クラミジアは、感染が疑われる部位から採取して検査します。
男性の場合、尿(初尿)・尿道からの分泌液・膿(尿道)、肛門からの分泌液・膿(肛門・直腸)、うがい液(咽頭)など採取して検査に提出します。
15分程度でわかる即日検査、2-7日間程度かかる精密検査などがあります。
クラミジアの治療
クラミジアに対して抗生剤による治療が行われます。
「マクロライド系」「テトラサイクリン系」「ニューキノロン系」などの抗生剤を使用します。
とくに「アジスロマイシン」という抗生剤を空腹時に内服する治療が行われる場合が多いです。抗生剤アレルギーや耐性菌などの関係で他の種類の抗生剤が検討されます。
多くの場合は、1回もしくは2回の投与で終わりますが、長期間の治療が必要となるケースもあります。
また、耐性菌の存在などによって治療が不十分となる場合もあるため、治療後3-4週間後に治療が完了したか判定するために検査が行われます。
まとめ
今回は「男性のクラミジア」について説明しました。
クラミジアに感染してしまったが、パートナーはどうしよう?
クラミジアのほとんどが性交渉によって、粘膜を介して感染します。
感染率は高いですが、性行為(アナル・オーラル含む)を行う時に、コンドームを正しく装着することで、感染リスクを大幅に下げることが出来ます。
しっかりとご自身の体を守るようにしましょう。
また、ご自身がクラミジアに感染した場合には、パートナーも受診をすすめるようにしましょう。
どちらか一方が治療を完了しても、もう一方が感染していると「ピンポン感染」してしまい、いつまでも治療が終わらない…なんてケースもあります。
クラミジアに感染した場合、クラミジア感染が疑わしい場合には、医療機関へ受診して相談するようにしましょう。
この記事によって「男性のクラミジア」の理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。
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