結論ですが、
中絶手術後に精神状態が不安定となり、「過剰反応」「侵害行為」「抑圧」「不信感」「無感情」などがみられる場合があります。
この記事は「中絶手術を受ける」女性に向けて書いています。
医療・健康に関する疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「中絶手術後の精神状態」についてわかります。
中絶手術は、肉体的だけでなく、精神的にもダメージが与えられます。
・望まない妊娠をしてしまったという罪悪感
・中絶手術によって周りからあれこれ言われること
・信じていたパートナーとの関係性
・手術自体によるダメージ
・自分の子供の命を選別するという判断
中絶手術には、さまざまな苦悩や葛藤がともないます。
手術そのものというより、中絶手術に至った経緯、パートナーや家族など周りとの関係性、自分の子供に対する思いなど、さまざまないきさつが精神的に影響を及ぼします。
中絶手術後は、どのような精神状態がみられるのだろうか?
ということで、今回は、「中絶手術後の精神状態」についてみていきましょう。
「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/
この記事のまとめ
1.過剰反応
中絶手術を受けた後の精神状態として「過剰反応」があります。
過剰反応は、感情が高ぶり過剰になっている状態のことです。
悩んでしまう・怒りがこみあげる・攻撃的になるなどの感情がおさえられない状態や、過剰警戒・睡眠障害などが起こります。
たとえば、「イライラしやすい」「過剰に警戒してしまう」「孤独を感じてしまう」「眠れない」などの症状がみられます。
2.侵害行為
中絶手術を受けた後の精神状態として「侵害行為」があります。
侵害行為は、「中絶手術」という出来事によって自分の精神状態がおかされることをいいます。
たとえば、「中絶手術のことをフラッシュバックする」「中絶手術や子供の悪夢をみる」などの症状がみられます。
3.抑圧
中絶手術を受けた後の精神状態として「抑圧」があります。
抑圧は、「中絶手術」を受けたことを忘れようとするストレスがかかって起こります。
たとえば、「中絶に関する感情や考えを否定する」「中絶の記憶を呼び起こす可能性がある行動を避ける」「中絶にかかわった人たちを避ける」「子供を避ける」などの症状がみられます。
4.不信感
中絶手術を受けた後の精神状態として「不信感」があります。
不信感は、中絶手術を受けるに至ったいきさつ、中絶に対して冷ややかな態度などによって、人を信じられない状態となります。
たとえば、「妊娠してパートナーに裏切られた」「家族からひどく怒られた」「自分の体の状態を心配してくれる人はいない」などの思いから、不信感が生まれます。
5.無感情
中絶手術を受けた後の精神状態として「無感情」があります。
無感情は、中絶手術という重大な出来事からの回避行動として現れます。
たとえば、「怒り」「悲しい」などのネガティブな感情、「嬉しい」「楽しい」などのポジティブな感情をも蓋をするようになり、心の動きがなくなり、感情が出ないようになります。
まとめ
今回は「中絶手術後の精神状態」について説明しました。
中絶手術は、体だけでなく心にもかなりの負担がかかります。
望まない妊娠をしないために、中絶手術をしないために、「避妊法」が重要となります。
女性のみなさんは、悲しい思いをしないように、自分の身は自分で守るようにしましょう。
また、やむをえず中絶手術を受けることになった場合には、繰り返さないためにも、術後は「避妊法」を真剣に考えるようにしましょう。
中絶手術に関して、不安なこと・わからないことなどがあれば気軽に担当医に相談するようにしましょう。
この記事によって、「中絶手術後の精神状態」について知ることができ、一人でも多くの人の役に立つことを願っています。
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