処方箋の期限切れ【医療の疑問】

結論ですが、

処方箋の期限切れが切れたら、基本的には、再度診察を受けて処方箋を受け取る必要があります。

この記事は「処方箋の期限が切れてしまったヒト」に向けて書いています。
医療に関するさまざまな疑問・不安・悩みなどが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「処方箋の期限切れ」についてわかります。

処方箋の期限が切れてしまいましたが、どうすればいいですか?

このような疑問にお答えします。

医療機関を受診して、処方箋をもらうかと思います。
そして調剤薬局に行って、くすりを受け取るかと思います。

薬局がしまっていて、後日、くすりを受け取ろうとしたら…
処方箋の期限が切れていることが判明!?

こんな場面が起こることがあるかと思います。
そして実際にこのような事態で実際に相談がきます。

では、処方箋の期限が切れてしまった場合には、どうすればいいですか?

ということで、今回は「処方箋の期限切れ」について説明します。

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この記事のまとめ

1.処方箋の期限

処方箋の期限は、交付された日を含めて「4日以内」となっています。

みなさんご存じかと思いますが、処方箋には使用期限があり、交付された日を含めて「4日以内」となっています。
期限を過ぎてしまうと、その処方箋は無効になってしまい、薬局で薬を受け取ることが出来なくなってしまいます。

なぜ、処方箋に期限があるかというと、現在の病状にあった薬を使用することが治療の原則だからです。

診察を受けて処方箋をもらってから日数が経ちすぎると、病状が変わってくる可能性が高いです。とくに急性疾患の場合は、自然と治っている可能性もありますし、悪化している可能性もあります。
また、症状が変化して、診断が変わる可能性もあります。

現在の病状にあった薬を使用するために処方箋の期限が決められているのです。
そして、処方箋の期限は、交付された日を含めて「4日以内」となっています。

2.処方箋の再発行

処方箋の期限が切れたら、基本的には「処方箋の再発行」が必要となります。

処方箋の期限が過ぎると、その処方箋は無効になってしまい、薬局で薬を受け取ることが出来ないです。
そのため、医療機関に相談して、再度診察を受けて、処方箋の再発行をしてもらう必要があります。
その時にかかる費用は保険適応にはならず、基本的には「自費」となります。

なお、処方箋を受けてから時間が経っている場合、病状が変わっていることがあります。
再処方を受ける際に、病状が変わっていると、必要な薬も変わっている可能性があるため、処方内容も変わる可能性もありますのでご注意ください。

処方箋の期限が切れたら、基本的には「処方箋の再発行」が必要となります。

3.処方箋の期限延長

処方箋の期限が切れることが事前に想定されたら、「処方箋の期限延長」が出来る場合もあります。

処方箋には、「交付日」とともに「使用期限」が記載されています。
じつは、処方する医師の裁量で使用期限を変更することが出来ます。

あらかじめ、ゴールデンウイーク・お盆休み・年末年始など長期連休で調剤薬局で期限内に受け取ることが出来ない場合には、処方箋の使用期限を延長できないか担当医と相談するようにしましょう。

ちなみに、処方箋の期限の延長は医師の権限で実施することができますが、調剤薬局では処方箋の期限を延長することは出来ないため注意が必要です。

なお、処方箋の期限が切れたときには、事後では基本的には「処方箋の期限延長」は出来ないため、再度の診察、処方を受ける必要があります。
以前は薬局から医療期間に処方箋の延長が出来ないか問い合わせるケースがありましたが、厚生労働省の通達もあり、そのような対応は認められていませんので注意が必要です。

処方箋の期限が切れることが事前に想定されたら、「処方箋の期限延長」が出来る場合もあります。

まとめ

今回は「処方箋の期限切れ」について説明しました。

現在の病状にあった薬を受け取るため、処方箋はとても大切なものです。
処方箋を受け取ったら、期限が切れないようにその日のうちに薬を受け取るようにしましょう。

健康保険制度の元で、医療が提供されています。
処方箋の期限が切れた場合には、その費用負担が自費となるので注意が必要です。

万が一、処方箋の期限が切れてしまった場合は、この記事を参考に対応頂ければ幸いです。

この記事によって「処方箋の期限切れ」について理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。

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