結論ですが
月経とは、厚くなった子宮内膜が剥がれ落ちて出血とともに出てくる現象のことです。
この記事は「健康に関心のある」女性に向けて書いています。
女性特有の疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています
この記事を読むことで「月経」についてわかります。
月経ってそもそも何ですか?
このような疑問にお答えします。
おおよそ小学校4年生から中学生にかけて、はじめての「月経」(生理)が来るかと思います。
そして、多くの女性は、おおよそ月に1回「月経」を経験していると思います。
毎回の月経のせいで予定が狂わされる…
月経のときは体調が悪い…
月経痛で悩まされる…
月経前の症状がつらい…
月経の量が多い…
など月経にまつわる症状はさまざまあります。
月経の症状によって生活に支障が出る人もいます。
なんで、こんなわずらわしい「月経」ってあるのだろうか?と思っている人は多いはずです。
そもそも、月経って何ですか?
今回は「月経に関する疑問」についてお答えしたいと思います。
この記事のまとめ
1.月経の仕組み
月経は、厚くなった子宮内膜が剥がれ落ちて出血とともに出てくる現象のことをいいます。
月経を定期的(約1ヶ月に1回)に起こしている「エストロゲン」と「プロゲステロン」というホルモンがあります。
月経が終わって、子宮内膜が剥がれ落ちると、次の月経に向けて、「エストロゲン」というホルモンの作用によって子宮内膜が厚くなっていきます。
月経14日目くらいに排卵が起こりますが、「卵胞」は「黄体」という構造に変わります。「黄体」から「プロゲステロン」というホルモンが分泌されますが、厚くなった子宮内膜が安定化しフカフカのベッドのようになります。
妊娠が成立しないと「エストロゲン」と「プロゲステロン」が低下します。
すると、厚くなった子宮内膜が剥がれ落ちて、出血とともに出てきて「月経」が起こります。
2.月経周期の正常は
月経周期の正常は「25日から38日」です。
「月経の始まる日」と「次の月経の始まる日」の間の日数のことを「月経周期」とよばれます。月経周期の正常は「25日から38日」とされています。
月経が24日以内に来る場合は、「頻発月経」、月経が39日以上あいて来る場合は「希発月経」とよばれます。
なお、3ヶ月以上月経が来ない場合を「無月経」とよばれます。
とくに、今まで月経が来ていたが、来なくなった場合を「続発性無月経」と言います。
月経周期の正常は「25日から38日」です。
3.月経量の正常は
月経量の正常は「20mlから140ml」です。
月経量が140ml以上と多いと「過多月経」と呼ばれます。
月経の量が多いと、出血にともなう「鉄欠乏性貧血」となってしまいます。
実際に月経量を測定することは困難だと思います。
月経量の目安として、夜用ナプキンが寝ている間ももたない、ナプキンが1時間もたない場合は月経の量は多いです。
ちなみに、生活で困ることはあまりないですが、月経量が20ml以下と少ないと「過少月経」と呼ばれます。
月経時に少量の月経血で不安になるかと思います。
まとめ
今回は「月経の疑問」について説明しました。
この記事によって「月経」について知り、一人でも多くの人に役立つことを願っています。
「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/
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