結論ですが、
中絶手術後の腹痛のほとんどは、妊娠で大きくなった子宮がもとの大きさに戻るために起こります。
この記事は「中絶手術を受ける」女性に向けて書いています。
医療・健康に関する疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「中絶手術後の腹痛」についてわかります。
中絶手術の後に腹痛がありますが大丈夫ですか?
このような疑問にお答えします。
望まない妊娠をして中絶手術を受けました。
中絶手術を受けた後は、体はどのように変化していきますか?
手術後は、どのような注意点がありますか?
月経はいつ頃から出来ますか?
さまざまな疑問があるかと思います。
今回は、「中絶手術後の腹痛」について説明したいと思います。
「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/
この記事のまとめ
1.中絶手術後の腹痛
中絶手術後の腹痛のほとんどは、妊娠で大きくなった子宮がもとの大きさに戻るために起こります。
中絶手術によって、子宮の内容物が除去されると、子宮は元の大きさに戻っていきます。
そのときに、子宮が収縮するため月経のような痛みを伴いますが、これは自然なもので特に問題ないです。
しかし、中絶手術によって子宮が損傷されると、下腹部痛がおこります。損傷部からの出血や感染が起こり発熱などの症状が起こる場合もあります。
子宮修復術や、場合によって子宮全摘出術が必要になる場合もあります。
また、子宮内感染症が起こると、発熱とともに下腹部痛が起こる場合があります。
あまりにもひどい腹痛が持続する場合や他の心配な症状がともなう場合は、担当医に相談するようにしましょう。
2.中絶手術後の体の変化
中絶手術を受けた後は、子宮が徐々に元の大きさに戻っていき、術後「1-2か月程度」で月経が来て、子宮内環境が回復していきます。
中絶手術を受けた後、妊娠で大きくなった子宮は元の大きさに戻っていきます。
その間、子宮の中に貯留している血液や子宮内膜の断片などが排出されて、多少の出血を認めますが、徐々に量は減っていきます。
月経が来ると、子宮の中の環境は回復し、ホルモン環境も整い、排卵機能も戻り、妊娠する前の体の状態になっていきます。
ただし、中絶手術の後、最初の月経が来るまでに、排卵する場合がありますので、望まない妊娠を繰り返さないためにも「避妊」が必要となります。
3.中絶手術後の合併症
中絶手術後の合併症として、「出血」「痛み」「感染症」「子宮損傷」「子宮内癒着」などがあります。
くりかえしですが、術後の腹痛は、妊娠で大きくなった子宮がもとの大きさに戻るために起こります。
しかし、「子宮損傷」や「子宮内感染症」などの合併症が起こった場合にも腹痛が起こります。
ひどい腹痛が持続する場合や、発熱・帯下異常などの症状、性器出血が持続する場合など術後の経過で不安な場合には、担当医に相談するようにしましょう。
まとめ
今回は「中絶手術後の腹痛」について説明しました。
中絶手術は、体だけでなく心にもかなりの負担がかかります。
望まない妊娠を繰り返さないためにも中絶手術後は「避妊」が重要となります。
中絶手術後の性行為によって、妊娠を繰り返してしまう人もいるため、注意しましょう。
また、中絶手術を受けた後、腹痛があった場合とても不安になるかと思います。
ほとんどの場合、妊娠で大きくなった子宮がもとの大きさに戻るために起こる問題ないものです。
しかし、あまりにも腹痛が強い場合、出血や発熱など他の症状もあって心配になるかと思います。
中絶手術後の腹痛で、不安なこと・不明なこと・わからないことなどがあれば気軽に担当医に相談するようにしましょう。
この記事によって、「中絶手術後の腹痛」について知ることができ、一人でも多くの人の役に立つことを願っています。
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