結論ですが
食事や栄養は、体内に入ると消化吸収されて、体のエネルギー源などに利用されます。
この記事は「スポーツを趣味にしている」ヒトに向けて書いています。
食事・栄養に対する疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「PFCの消化吸収」についてわかります。
食べ物ってどのように消化吸収されますか?
このような疑問にお答えします。
三大栄養素である「タンパク質」「脂質」「炭水化物」のことを「PFC」といいます。
タンパク質(Protein)
脂質(Fat)
炭水化物(Carbohydrate)
スポーツ選手やアスリートの場合、厳しいトレーニングに耐えうる体作りなどのために、食事・栄養がとても重要になります。
そして、この「PFC」がエネルギー源となるためとくに重要となります。
今回はPFCの消化吸収についてです。
では、PFCなどの食べ物はどのように消化吸収されますか?
ということで、今回は「食べ物の消化吸収」について説明していきます。
「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/
まとめ
1.炭水化物の消化吸収
炭水化物(糖質)は、「ブドウ糖」や「果糖」「ガラクトース」などの単糖に分解されて、消化吸収されます。
糖質には、多糖類・少糖類・二糖類・単糖類などの種類があります。
多糖類である「デンプン」は、唾液や膵臓に含まれる「アミラーゼ」という酵素の働きでブドウ糖に分解されます。
二糖類の「マルトース」(麦芽糖)は、小腸から分泌される「マルターゼ」によって「ブドウ糖」に。
「スクロース」(ショ糖)は、小腸から分泌される「スクラーゼ」によって、「ブドウ糖」と「果糖」に。
「ラクトース」(乳糖)は、小腸から分泌される「ラクターゼ」によって、「ブドウ糖」と「ガラクトース」に。
それぞれ分解されます。
糖質は、最終的に単糖に分解されて、小腸の粘膜の上皮細胞から能動輸送によって、血管内に取り込まれていきます。
2.タンパク質の消化吸収
タンパク質は、消化酵素によって「アミノ酸」に分解されて、消化吸収されます。
タンパク質は、アミノ酸が結合して出来ています。
食べ物に含まれるタンパク質は、消化酵素によってアミノ酸に分解されます。
アミノ酸の鎖の長さ・構造などによって、さまざまな酵素が働きます。
通常のタンパク質では、「胃」から分泌される「ペプシン」という酵素によって「ペプトン」や「アミノ酸」に分解されます。
また、タンパク質が分解されてできる「ペプトン」は、「膵臓」から分泌される「トリペプシン」という酵素によって「ポリペプチド」や「アミノ酸」に分解されます。
アミノ酸が10個以上つながった構造の「ポリペプチド」は、「小腸」から分泌される「アミノペプチダーゼ」という酵素によって「アミノ酸」に分解されます。
タンパク質は、最終的にアミノ酸に分解されて、小腸の粘膜の上皮細胞から能動輸送によって、血管内に取り込まれていきます。
3.脂質の消化吸収
脂質は、「リパーゼ」という消化酵素によって「脂肪酸」「グリセロール」(グリセリン)に分解されて、消化吸収されます。
食べ物に含まれる脂質のほとんどは、「トリグリセリド」(中性脂肪)と呼ばれるものです。
これは、1つの「グリセロール」(グリセリン)と3つの「脂肪酸」が結合して出来ています。
唾液・胃・膵臓・小腸などから分泌される「リパーゼ」という消化酵素によって、「トリグリセリド」(中性脂肪)は、「グリセロール」(グリセリン)と「脂肪酸」に分解されます。
ちなみに、脂質は「あぶら」であるため、水分がほとんどの体液とは基本的には混じらないです。
しかし、肝臓で作られて「胆のう」で蓄えられて十二指腸から分泌される「胆汁」に含まれる「胆汁酸」の働きによって、中性脂肪は水と混ざりやすくなり、リパーゼによる分解を促してくれます。
分解されてできた「グリセロール」(グリセリン)や「脂肪酸」は、小腸の粘膜の上皮細胞から吸収されていきます。
なお、脂質のうち、「コレステロール」や「リン脂質」はそのまま、小腸から消化吸収されます。
まとめ
今回は、「食べ物の消化吸収」について説明しました。
食事・栄養は、スポーツをしている人にとって、とても重要になります。
PFCや食事・栄養を武器にして、スポーツにおいてパフォーマンスが向上するような人が一人でも多く出ることを願っています。
この記事によって「食べ物の消化吸収」についての理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。
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