淋菌感染症の治療の注意点【5つ】

結論ですが

淋菌感染症の治療の注意点として、「治療をしっかりと受ける」「性行為は控える」「治療効果判定を受ける」「パートナーの受診をすすめる」「他の性感染症の検査を検討する」などがあります。

この記事は「淋菌感染症」にかかったヒトに向けて書いています。
病気に関して理解を深めるお手伝いができればと思っています。
この記事を読むことで「淋菌感染症の治療の注意点」についてわかります。

淋菌感染症と診断されましたが、どうすればいいですか?

このような疑問にお答えします。

淋菌感染症は、淋菌(Neisseria gonorrhoeae)という病原体による感染症であり、主に性行為によって粘膜を介して感染をおこします。

淋菌は、性行為をした後「2日~7日」で発症し、「発熱」「帯下異常」「腹痛」「排尿時痛」「咽頭痛」「眼球結膜炎」などの症状がおこったり、「不妊症」「異所性妊娠」などの病気にもつながります。

このような症状で受診すると、「淋菌感染症」だと診断される場合があります。

淋菌って性感染症ですよね…
他の人にうつしてしまわないかしら?
治療中に何か気をつけることはありますか??

さまざまな疑問があるかと思います。

ということで、今回は「淋菌感染症の治療の注意点」について説明していきます。

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この記事のまとめ

淋菌治療の注意点1:治療をしっかりと受ける

淋菌感染症の治療には、抗生剤のくすりを使います。

抗生剤にはいくつか種類がありますが、主に「セフトリアキソン」という種類の注射の抗生剤を使います。

また、抗生剤アレルギーや耐性菌などが想定される場合には、「スペクチノマイシン」「セフィキシム」「オフロキサシン」「ビブラマイシン」など他の種類の抗生剤を使用することもあります。

淋菌治療の注意点2:治療中は性行為を控える

淋菌感染症の治療中は性行為を控えるようにしましょう。

淋菌は性行為によって感染します。

治療開始して間もないうちは、淋菌をパートナーにうつしてしまう可能性があります。すると、自分は治療完了したときに、パートナーが淋菌感染をしていて、自分にうつされてしまう「ピンポン感染」の可能性があります。

するといつまで経っても治療が完了しないということにもなりかねません。

担当医から治療が完了したと言われるまでは性行為を控えましょう。

淋菌治療の注意点3:治療効果判定を受ける

淋菌感染症の治療を受けたら、治療効果判定の検査を受けるようにしましょう。

淋菌感染症は、耐性菌の問題や、治療期間中の性行為などで新たに感染する場合などがあり、治療がうまくいかないケースもあります。

淋菌感染症は抗生剤による治療が終わってから、3-4週間程度あけて治療効果判定のため、淋菌の検査を受けるようにしましょう。

治療効果判定もあるため、淋菌の治療は最低でも1ヵ月は、かかるものと心得ておきましょう。

淋菌治療の注意点4:パートナーの受診をすすめる

淋菌感染症と診断されたら、パートナーの受診をすすめましょう。

淋菌は性行為によって感染するので、パートナーも感染している可能性があります。症状がとくになくても淋菌に感染していることがあるので、たとえ無症状であってもパートナーに受診するようにすすめましょう。

パートナーが淋菌に感染していると、自分が治療完了したあとにうつされてしまう「ピンポン感染」の可能性があります。

自分の身を守る意味でも、パートナーに受診をうながすようにしましょう。

淋菌治療の注意点5:他の性感染の検査を検討する

淋菌感染している場合、他の性感染がないか確認することがあります。

とくにクラミジアは淋菌と一緒に感染していることがあるため検査することが多いです。

また必要があれば「HIV」「梅毒」「B型肝炎」「C型肝炎」などの性行為で感染する可能性のある感染症の検査を行います。

まとめ

「淋菌感染症の治療の注意点」について説明しました。

淋菌感染症と診断されたら、担当医の指示をしっかりと守るようにしましょう。

淋菌感染症は、しっかりと治療をするとともに、他の人にうつさないという視点も重要です。

とくに、淋菌感染症は、症状が軽度で気づかない場合も多いため、知らないうちに感染が広がっているおそれもあります。

淋菌感染症だと診断されたら、必ずパートナーの受診もすすめるようにしましょう。

性感染症であり、受診をためらうかもしれませんが、勇気をもって受診するようにしましょう。

この記事によって「淋菌感染症の治療の注意点」について知って、一人でも多くの人に役立つことを願っています。

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