結論ですが
予防接種の診療ポイントとして「保護者の同伴・同意」「接種間隔」「副反応リスク」などがあります。
この記事は「予防接種の診療のポイント」について書いています。
医療・介護・健康に関するさまざまな疑問・不安・悩みなどが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「予防接種の診療のポイント」についてわかります。
予防接種の診療のポイントについて、どのようなものがありますか?
このような疑問にお答えします。
ということで、今回は「予防接種の診療のポイント」について説明します。
「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
https://www.miyanosawa-smile-lc.com/
この記事のまとめ
1.保護者の同伴・同意
未成年(18歳未満)が予防接種を受ける場合には、原則として保護者(父・母・後見人など)の同伴が必要です。
ただし、以下の場合は、保護者の同伴が必ずしも必要ではなくなります。
13歳から15歳で、保護者の同意がある場合
16歳以上の高校生で、保護者の同意がある場合
18歳以上で、本人の同意があれば接種可能
※13歳未満の場合は、保護者の同伴が必要。
例外として
日本脳炎や子宮頸癌ワクチンで、16歳以上であれば、保護者の同意なしに接種可能
日本脳炎(第1期:生後6ヵ月から生後90日、第2期:9歳以上13歳未満)
子宮頸がんワクチン(小学6年生から高校1年生の学年、およそ12歳から16歳※)
※12歳となる年度の初日から16歳となる年度の末日まで
2.接種間隔
予防接種の種類によって、接種間隔は異なります。
たとえば、HPVワクチンでは、3回接種(もしくは2回接種)になります。
標準的な摂取では、
2回目の接種は、1回目の接種から「2ヵ月」空ける
3回目の接種は、1回目の接種から「6ヵ月」空ける、2回目の接種から「3ヵ月以上」空ける
標準的に受けられない場合、
2回目の接種は、1回目の接種から「1ヵ月以上」空ける
3回目の接種は、2回目の接種から「3ヵ月以上」空ける
※15歳になるまでの間に9価HPVワクチンの1回目の接種を行った場合には、「2回接種」でも可能(2回目は6~12ヵ月後、最低でも5か月以上空ける)5か月未満では3回接種になる。
他の種類のワクチンとの接種に関しては…
生ワクチン同士の接種では、「4週間」の接種間隔が必要です
コロナワクチン(mRNAワクチン)では、前後2週間の接種間隔が必要になります。
3.副反応リスク
予防接種には「副反応リスク」があります。
予防接種だけでなく、医療行為には良い点もあれば、副反応などのリスクも必ずあります。
予防接種では以下のような副反応リスクがあります。
50%以上:注射部位の痛み・発赤・腫れ、疲労感
10-50%未満:かゆみ、筋肉痛、関節痛、頭痛・腹痛など
1-10%未満:じんましん、めまい、発熱など
1%未満:知覚異常、しびれ感、全身の脱力など
頻度不明:手足の痛み、失神、リンパ節の炎症など
とくに、接種した間もないタイミングでは、迷走神経反射による低血圧・転倒、急性アレルギー反応、稀ではあるがアナフィラキシーショックなどに注意が必要です。
また、接種して数日以内に、注射部位の痛み・腫れ、筋肉痛、疲労感などの症状が起こることがありますが、ほとんどの場合、自然に軽快してきます。
なお、発疹、じんましんが出来てかゆくなることがありますが、かゆみ止めの飲み薬や軟膏で対応します。
また、HPVワクチンの接種において、因果関係は不明ですが、手足に力が入りにくい、広い範囲の痛み、体の一部が勝手に動いてしまう不随意運動などの多様な症状が起こる場合があります。
病状によっては、ワクチンの副反応に関する救済制度の対象になる可能性があります。
お住いの市町村、接種を受けた医療機関などに相談するようにしましょう。
この記事のまとめ
今回は「予防接種のポイント」について説明しました。
この記事によって「予防接種のポイント」の理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。
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